プロのサックス奏者から、使い慣れたアルトサックスのネックに、桜の彫刻と金メッキを施したいというオーダーをいただきました。

サックスのネックの彫刻&メッキに関しては、もう何度も経験を積めたので仕上がりが見える安心感がある。バフ磨き〜メッキ〜コルク巻きまでの工程は、いつもの石井管楽器さんにお願いするので、間違いない。でも、もう慣れてるが故に、最初と途中写真を撮るのを忘れてしまった。あらあ。

手順としては、石井さんに表面のバフ研磨を先に済ませてもらって、次に彫刻だ。今回は絵柄が桜でおまかせでもあって、オーナーさんのイメージを頭に思い浮かべながら、自由にデザインできた。今までとも異なるレイアウトになって、我ながらいい感じだ。セルマーのネックだけど、前面に三角形のパッチがないタイプなので、ここにも桜をあしらっておいた。

これで、石井さんにお渡しして、金メッキ〜コルク巻きまで完了!コルク巻きはオーナーさんのマウスピースに合わせていただいた。

今回は、レイアウトから彫り方まで、ピタリ思った通りにできて、凄く気持ち良かった。ちょっと手元に置いておきたいような気持ちにもなってしまった。返送する時には、娘を嫁に出す時のような気持ちがした(まだ出した事ないけど)。

そして、オーナーさんからすぐ返事をいただいたのだけれど、凄く喜んでいただけた。ああ、娘を嫁に出していい娘で良かったと喜ばれた父親の気持ちだわ。

今日は美味しいプリンを食べに行こう!