以前、ヴィンテージのサックスには美しい彫刻が残っているものもあると書いたが、最近のサックスでも「これはなかなかカッコいいわ」と思えるものもある。

AMSTERDAM WINDSのサックスだ。新大久保の石森管楽器に遊びに行った時に実物を拝見して写真を撮って来たのだけれど、うまく撮れなかった。キャンディ・ダルファが使って知れ渡った楽器。

彫刻家が彫っているそうで、絵柄のデザインセンスもいいし、彫り方も確かだ。かなり凝った彫り方をしてるし、時間かかってる。オリジナリティがあって非常にいい。

Sax_AW2

吹かなかったので楽器そのものの印象は見た目でしかないけど、全体の構造美があり、根性入れて設計しているのだろう。台湾製の汎用的なパーツを組み合たものではないのが一目でわかる雰囲気を持っている。

以前、ブルーノート東京でキャンディのステージを見た時に、ずいぶん太い音を出すな、マークⅥではないなという時があったけど、たぶんこの楽器を使っていたのだろうと想像したりする。ちょっと高価だけど、所有欲のわく楽器だ。

Sax_AW3